ダイヤモンドバックテラピン繁殖ノウハウ その1 |
まずは、繁殖するには、性成熟したペアがいること、これがいないとできません。
メスなら甲長16センチ以上で身体に厚みがあること、オスなら甲長12センチ以上でペニスの出し入れを目撃したことがある。とはいえ、あくまで目安です。
ダイヤモンドバックテラピンの繁殖は、冷やし過ぎないこと、温帯に棲息する爬虫類は繁殖のため冷やすのが必要ですが、テラピンに関しては冷やし過ぎは良くないようです。
うちでは、最低20℃の水温を保っています。1月の終わりまで、26℃を保ち雌雄別々でしたが、雌雄を一緒にして水温を23℃に下げました。これから20℃まで下げて活性を少し下げます。(ちなみに、キボシイシガメの飼育環境の水温は10℃ちょっとです)
飼育下では、自然の中で起こりうる交尾への刺激をつけないとなりません。雌雄別々にすることや一緒にすること、水温や水質の変化が、発情を促す刺激になります。できれば、交尾の確認ができれば良いですが、24時間見張ってる訳にはいかないので、交尾の確認ができなくても仕方ないですね。
昨年は、1度も交尾の現場を目撃できませんでしたが、産卵をし有精卵が取れました。
2月〜4月は、産卵に備えた交尾の時期です。考えられる刺激を上手に与えて、交尾を促すようにしたいですね。
ダイヤモンドバックテラピンの場合は、繁殖をさせるなら、冷やし過ぎに注意ください。汽水域に棲息してるので、海流の影響等で、水温はあまり下がらないようです。